私の中に化け物がいる。
姿は毎度毎度変わるけど、魂は同じく腐ってて悪のかたまり。眠りにも、意識にも、いつもあの醜い顔を出してる。
あいつは寝ない。消えるはない。
あいつが私の中にいる限り、この怒り、この憎しみ、この復讐、この色欲が消えられない。自分が必死に離れたいのに、何しても逃げれない。
今も、あの醜い顔が私に向かってる。相変わらず何も言わずにただあそこに立ってる。大きくて黒くて腐ってる。本当に最低だ。
「私、あんたが大嫌い。」
黙ってる。
「聞いてる?大嫌い。今すぐ消えろ!」
まだ黙ってる。あいつのレイプ目が私の心にまっすぐ。
「なんで黙ってんの!?答えよ!あんたは誰だ!?」
急にニヤッと笑ってる。「なんだ。もう分かってるくせに。」
何それ、本当にむかついてきた。腹が立っててたまらない。あいつの頭を打って打ってたけど、何回も何回もまた生き返ってきた。
「なんで消えられないのよ!?」
あいつは、なんか珍しく悲しい顔がしてた。「俺は何もしてないよ。」
「。。。」
そっか。ずっと間違えてたか。
化け物なのはどっちだ。
ー
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